カレンダーの何日というのは、「ついたち」「ふつか」「みっか」「よっか」「いつか」「むいか」「なのか」「ようか」「ここのか」「とうか」である。
「ひとつ ふたつ みっつ」に「日」を表す「か」がついた。 しかし、あまり正確に「ふたつ」+「か」とはなっていない。「た」や「つ」が脱落して「ふつか」「みっか」となっている。 「二十日」と「二日」は一対となって、「はつか」「ふつか」となったのであろうか? 「八日」と「四日」も「ようか」と「よっか」で発音が似ている。 この区別は外国人には難しい。 また「ついたち」はどうして、「ひつか」や「ひとか」にならなかったのか。アジアはそれぞれのカレンダーによるが、一年の始まりであるお正月が一番大切である。欧米ではクリスマスの方が大切である。 日本でも始まりの日はとても大切だと考えられてきた。「ついたち」は月のはじめの特別の日で、「月立ち」ツキタチ→ツイタチとなったそうである。「風立ちぬ」や「波風が立つ」のように「立つ」には、表れるという意味がある。 みずほ銀行の合併も、経済上の新年度に当たる四月一日にしたのがよくなかった。 しかも、月曜日である。金融機関は混雑する日はよく分かっているはず。 形式にこだわって、実力を忘れたのか?それとも、合併による余剰人員のリストラの方が心配だったのか?
by iwaoka2
| 2002-04-15 23:36
| 言葉のエッセイ
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外国人の話す愉快な日本語から、我々日本人がこれまで気がつかなかった日本語の特徴が分かることもあります。国語学界の謎といわれた「連濁の法則」も、ほぼ解明できました。
言葉は時代とともに、変化します。日本人の日本語も?が多くなりました。 カテゴリ
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