名詞

ドイツから来た学生が「お母さん!ドイツ語を習ってください。文法に例外がないから簡単です」という。しかし、ドイツ語は名詞に男性・中性・女性名詞がある。犬・ライオン・少年・TV・ペン?コンピュータは男性名詞。自動車・家・少女・赤ちゃん・水は中性名詞。猫・蛇・時計・機械・電気・保険は女性名詞。die der das と冠詞が変化する。東西南北に至っては男性名詞と女性名詞の違いが分らない。国境は女性・地平線は男性名詞。これが大変である。ついでに、トイレは女性用が「ダメ」・男性用が「ハイレン」である。ちゅうちょしないで入ろう。自動車やスタジアムは中性名詞。新しい物に対してもドイツ語は対応できるらしい。これがフランス語となるとまた男性・女性・中性名詞が異なる。日本でも新しい物に対して言葉が対応できないものがいろいろ出てきた。シャワーはどうにか「浴びる」という語で間に合った。電子レンジが困った。適当な動詞が見つからない。でも、よくしたもので全国的に「チーンする」に落ち着いた。しかし、今ではご飯を温めてもチーンという音は出ない。機械はどんどん変化する。コンピュータに至ってはもう、ちんぷんかんぷん。それでも何とかかんとか使えるものである。
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# by iwaoka2 | 2001-02-08 23:41 | 言葉のエッセイ

置手紙

留学生が置手紙を残して出掛けた。「友達の家にでかけました。八時頃帰る」この手紙を書いた時はまだここに居るのだから、「……でかけます」でよい。英語では相手の立場になっていうので、相手が手紙を読む時自分はもういない。それで、「でかけました」となる。日本語では自分本位で話をするので、手紙を書く時その動作が完了しているかどうかが問題となる。


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岩岡 登代子(April,03 2000)
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# by iwaoka2 | 2001-01-01 23:48 | 言葉のエッセイ

めんどくさい日本語

   日本語を勉強している外国人にとって、面倒臭いのが敬語と謙譲語。それと普通の言葉と一つの言葉に三種類の表現がある。「あなたはいらっしゃいますか?」「私はいきます」「私もまいります」。間違って「私もいらっしゃいます」という学生もよくいる。要領よく勉強したい学生は、いくつものスタイルは大変だからと敬語だけ憶える。普通の言い方は普段の生活でよく耳にするので、自然に憶えられる。それで結構きちんとした日本語が話せる。ところが、テストとなるとメタメタ!敬語を普通の言い方に変えられない。それでもいい。勉強がきちんとできなくてもコミュニケーションはとても上手にできる。
「やる」「もらう」「あげる」「くれる」などの使い分けは外国人にとって難しい。日本人でも「猫に餌をあげる」「犬が亡くなった」と言っている。よく勉強する学生はすぐにマスターする。しかし、日本語はそう簡単ではない。「手伝ってあげましょうか」「見てあげましょうか」とすぐ使う。「~てあげましょうか」は敬語ではなく、失礼な表現であるから気をつけるようにと教える。何故外国語を勉強するのか。言葉はコミュニケーションの道具である。文法よりも暖かい心があれば充分である。



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岩岡 登代子(June,14 2000)
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# by iwaoka2 | 2001-01-01 23:48 | 言葉のエッセイ

調味料も敬語も使いすぎに注意

  最近気になる言葉がある。テレビで何かを作りながらの説明。
「角を内側に折ってあげて・・・・」
「鍋に出し汁を入れていただいて・・・・」
「ドレッシングをよく混ぜてあげて・・・・」
より丁寧な表現をしようと思うのか?こんな時は
「角を内側に折って、・・・・」
「鍋に出し汁を入れて、・・・・」
「ドレッシングをよく混ぜて、・・・・」
の方が簡単で解りやすい。



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岩岡 登代子(Aug.28. 2000)
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# by iwaoka2 | 2001-01-01 23:48 | 言葉のエッセイ

不倫トン大統領

 日本の経済が悪くなるとともに、モラルも地に落ちた。社会のあちこちから膿が吹き出している感がある。役人は上から下まで無責任。大きな銀行の責任者は破産に至った責任感もなく、国民の血税を使う。いろいろなニュースを若い人達はどんな思いで受けとめているのだろうか。日本の「恥を知る」文化はどこかに忘れ去られた感がある。ご先祖様に顔向けできない。
辞書に「面黒い」という言葉があった。江戸時代、面白いの反対の意味を洒落たのである。ニュースで騒がれた彼らは「面黒い」。留学生たちもクリントン大統領のことをフリントン大統領といっていた。


 学生時代私の友人たちは、皆眼鏡のお世話になっていた。眼鏡なしでは何も見えない。それで、いつも私が眼鏡代わりとなる。「あなたは目だけ良いんだから」とやたら「だけ」を強調した。私は「目もいいし、若さと美貌もある」というと「バカさとビンボウでしょ!」
数十年前の写真を見た友人が「これ誰?」「わたし!」「あなたって、写真うつりがいいのね!」
「そうそう、クロアチアからスロベニアに汽車で入る時もパスポートの写真がよすぎたので疑われたわね!」どうぞご自由におっしゃい。


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岩岡 登代子(March,10 2000)
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# by iwaoka2 | 2001-01-01 23:47 | 言葉のエッセイ