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「めでたい」 

 あけましておめでとうございます。我々は当たり前のように、この挨拶をする。「めでたい」はどういう意味だろうか?「目出度」「芽出度」は当て字である。
動詞「めでる(愛)」の連用形「めで」に「いたし(甚)」が付いた「めでいたし」を短縮したもの。「ほめたたえることが甚だしい」から、立派である・見事である・すばらしいという意味である。
竹取物語には「かぐや姫かたち(容姿)の世に似ずめでたき事を、御門きこしめして」とある。平安時代には、見た目や世間の評判・権勢等が立派である・すばらしい・結構だという意味で使われることが多い。
「枕草子」には、「めでたきもの」
「六位の藏人こそなほめでたけれ。・・・・心にまかせて著たる青色すがたなど、いとめでたきなり」
「博士のざえあるは、いとめでたしといふも愚なり」
「法師のざえある、・・・・時など定りたる御讀經などぞ、なほいとめでたきや」  
「葡萄染の織物。すべて紫なるは、なにもなにもめでたくこそあれ、花も、糸も、紙も。紫の花の中には杜若カキツバタぞ少しにくき。色はめでたし
清少納言の「めでたきもの」は、紫の色や男性に使っている。
(あまり身分は高くない)六位の藏人の身なり、優れた博士や法師の学識や才能を「めでたきもの」としている。

 この他、食べ物の味や声や音などが、趣があってすぐれている。
書、絵画、和歌・物事のしかた・ありかたが優れている。上手である。等の意味から、物事がすばらしい状態で、祝うべきである・喜ばしいとなる。
江戸時代頃から、接頭語「お」を付けた「おめでたい」の形で用いられることが多くなった。
今では、受験の合格や入学・卒業・入社・結婚・出産・新年等に使われる。いずれも、人生の節目・新たな出発に期待をこめて、「おめでとう」が使われる。
もう一つ「おめでたい人」は、お人よしである、ばか正直である、他人にだまされやすい人となる。あまり褒められると「おめでたい人」にならないようにという警告かもしれない。おめでたい新年、今年こそは「振り込めサギ」がなくなりますように
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by iwaoka2 | 2007-01-01 00:02