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連濁と日本語-9 畳語と擬音語・擬態語

 畳語や擬音語・擬態語は同じ言葉や音を二つ重ねたものである。今までその定義が曖昧で区別をするのが難しかった。しかし、連濁で、その区別がされていることが分かった。
擬音語は自然の音をまねて作った語であり、擬態語は物事の状態や様子をいかにもそれらしい音で表した語である。擬音語「トントン・チリンチリン」や擬態語「ソワソワ・ヒラヒラ」等は、単に音や感覚印象を表す語である。それに対して、畳語は特別な意味を表す言葉である。
畳語は言葉を二つ重ねることによって、次のような意味を表す。
イ、複数のものを表す
 時どき 人びと 日び 国ぐに 島じま 隅ずみ 端ばし 花ばな
ロ、状態や様子を表すもの
一つの言葉では単に様子を述べているだけである。しかし、同じ言葉を二つ重ねて連濁をおこすことによって、そういう状態であるという意味を表す。
代るがわる 怖ごわ 離れ離れ 晴ればれ 広びろ 深ぶか 細ぼそ
ハ、強調 
同じ言葉を重ね合わせてその意味を強調する。
返すがえす 重ねがさね 黒ぐろ 粉ごな 懲りごり 早ばや 惚れぼれ
 
畳語は必ず連濁をおこし、擬音語・擬態語は連濁をおこさない。
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by iwaoka2 | 2003-04-10 23:31 | 言葉のエッセイ