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「鍵かけてね」???

   帰ってきた学生に叫んだ「鍵かけてね」。学生はどうしたらよいか分からず、困っている。気がついた私は「ロックしてね」といったら分かってくれた。

 英語では「key と rock」は別物で、キーは鍵であるがロックは錠前である。だから「錠をかける」と言えば分かるが、「鍵をかける」ではわからない。鍵は外から、錠は内側からなら開け閉めできる。日本語は以心伝心で通じるので、鍵と錠の区別はさほど厳密ではない。

 他にもthunder は「雷鳴」のみを意味し, 「稲光」lightning とは別である。 thunderbolt は「雷鳴と稲光」を意味する。英語では放電現象と、とらえている。「あの雷はどこに落ちたかな?」は "Where did the lightning strike?"となる。
家の中で落ちるのは親父の雷である。「雷親父」は口やかましくがみがみいう父親で、いまでは少なくなった。「雷婆」という言葉も同じ意味である。
日本では「雷」は「神鳴」の意で、古くは神様の仕業と考えられていた。かみなりさま。
雷神は漫画でお馴染みのように、雲の上にいて虎の皮の褌フンドシをしめ太鼓を打ち、へそをとるという。
「雷落し」という言葉がある。これは天窓などから細い縄などによって、屋内に吊りさがって侵入する賊のことである。鍵ならぬ道具を使って、他人の家に侵入するのを「ピッキング」という。雷にも鍵にも十分ご注意を!
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by iwaoka2 | 2001-04-30 23:40 | 言葉のエッセイ