連濁と日本語-3 日本語と外来語

今日本で話されている日本語は、古くから話されていた和語と飛鳥時代に仏教と共に入ってきた漢語とその後入ってきたいろいろな国の言葉が混じり合ったものである。
国語辞典の半分は漢語であるという。その他、多少の欧米やその他の国の言葉が日本語となって使われている。言葉は宗教や物や学問や考え方と共に、外国から入ってくる。
外国語が日本に入ってくる時は、主に名詞として入ってくる。名詞は日本語の中に取り込みやすい。「相談する」「勉強する」「クリックする」「キャンセルする」等と動詞にする。欧米の言葉は名詞と動詞が同じ言葉が多い。「Click」の名詞は「カチッという音」であり、動詞は「カチッと音をたてる」という意味である。
カルタやカッパ(ポルトガル語)キセル(カンボジア語)等は外国から入ってきた言葉である。それが我々の日常生活でよく使われ、歌留多・合羽・煙管と漢字が使われるようになった。これらの言葉は日本語となった外国の言葉である。
「すばる(星)」「きれっと(山がV字形に深く切れ込んだ谷)」等は外来語のように感じられるが、和語である。
 
 我々は和語か外来語かなど、気にせず日本語を話している。しかし、無意識の内にその区別をしている。それは、連濁という現象に表れている。原則として、連濁は日本語におこり、外来語にはおこらない。
日本語と漢語の区別は、丁寧に言う時に使う「お」と「御」で使い分けられている。「お母さん」「お見合い」「お出掛け」のように和語には「お」を使い、「ご両親」「ご結婚」「ご不幸」のように漢語には「ご」を使い分ける。
漢語は漢字の音読みの言葉といわれている。しかし、「お元気」「お電話」「お勉強」等、音読みの言葉に「お」が使われている。これは和製漢語であったり、日本語となった漢語を意味する。我々は無意識の内に、日本語と漢語を区別しているのである。

外来語は連濁をおこさないが、日本語となった言葉は連濁をおこす。「いろはがるた・雨がっぱ・悪知恵ヂエ・株式会社ガイシャ」等がその例である。
連濁とは「旅の支度」の場合(「旅」に「支度」が連なる時)、シタクがジタクと濁音に変化することをいう。
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by iwaoka2 | 2002-09-17 23:34 | 言葉のエッセイ
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