留学生と言葉

日本に来る交換留学生は、アメリカの大学から来る学生が多い。最近は、アジア系アメリカ人が多い。彼らの多くは、生まれはアジアであるが、教育はアメリカで受けているケースが多い。英語はネイティブスピカーであるが、生まれた国の言葉をペラペラ話せる学生は少ない。
香港がイギリスから中国に返還される頃は、多くの香港人がアメリカ・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド等いろいろな国に出ていった。彼らは中国語と英語のバイリンガルが多い。
ベトナム戦争に参加した韓国は、移民が特別に認められて、移住した人も多い。その子供達が今大学生となって、日本に来ている。このような世界の歴史が、そのまま我が家にも伝わってくるのが面白い。
アジア系アメリカ人の多くは一世である。両親もアメリカに渡って、仕事や言葉では大変なご苦労があったらしい。何世代もずーっと英語圏に住んでいた家族と、新しくアメリカに住み着いたアジア系の家族とでは、話す英語にあまり差はない。しかし、似た言葉の意味の違いの説明やことわざや言葉の成り立ちなどの説明になると、ちょっと難しいこともある。
また、英語圏以外の国の留学生にとっては、英語が第一外国語・日本語は第二外国語である。彼らは経済等他の授業は英語で受け、その上に日本語の勉強である。英語圏の学生に比べて、より多くのエネルギーを必要とする。
「人の死」・「臓器移植」・「病気」・「宗教観」等の話になると日本語では難しいので、英語で話すことになる。それでも、単語が難しい。彼らにとっても、英語は外国語である。英語を話しているうちに、いつの間にかドイツ語やスペイン語になってしまうこともある。
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by iwaoka2 | 2003-09-15 23:30 | 言葉のエッセイ
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