桜・桜・桜

 東京では美しい桜が満開となった。開花宣言はソメイヨシノ桜の木が標準となる。しかし、桜にはいろいろな種類がある。山桜・里桜・寒桜・彼岸桜・八重桜等、サクラは連濁をおこして~ザクラとなる。動物や植物や品物の名前は多くの場合、連濁をおこしてその種類であることを表す。
 この連濁は微妙な意味の違いも表す。「彼岸・桜ヒガンザクラ」と「緋・寒・桜ヒカンザクラ」の違いを「ヒガン」と「ヒカン」で区別している。
「緋寒桜」は緋色で寒の頃に咲く桜という意味で、緋も寒も桜の説明である。従って、「寒」が連濁をおこすことはない。緋桜・寒桜といえる。
これに対して、「枝垂れ・桜シダレザクラ」「墨染・桜スミゾメザクラ」は、「タレ」「ソメ」が連濁をおこしている。「枝-垂れ」や「墨-染」のように二つの言葉が結びついた時、連濁をおこすと言葉の結びつきが強くなる。
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by iwaoka2 | 2004-03-30 23:27 | 言葉のエッセイ
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